7月16日(月)海の日 午前10時13分 新潟県中越沖地震は突然やってきまし
た。
ぬくもりの家では大した被害も無く、入居者も平穏に生活していることをご報告致
します。ご心配をかけておりますが、ご安心ください。
その瞬間は、庭におりましたが、音も無く小刻みにググッグと揺れたかと思う間も
なくグラグラグラーときました。「ヤバイ! 建物が倒れる!」っと思ったほどで、
すぐ鉄筋3階建ての建屋から数メートル離れました。数秒後にわれに帰ってもう1度
見ると、幸いにも私たちのグループホームは無事でした。
生活ラインの方については、電気はOK・水道は17日夕方まで断水(施設の屋上に
供給タンクがあるので実際はほぼ影響なし)・ガスは最初使えなかったのですが、後
で施設側の地震感知器が作動していたためにストップさせていた事が判明、と揺れの
わりには最小限の被害で済みました。
グループホームぬくもりの家は、被害の大きかった柏崎市から西側40〜50Kmの海
岸沿いで上越市大潟区にあります。同じ上越市でも柏崎市と隣接する柿崎区や大島区
などでは家屋や道路の損壊が多くあった様に聞いていますが、我々の近くでは、塀が
倒れたり、灯篭が倒れたとかの話で済んでいるようです。ただー、震源に近くの知り
合いの方で被災された方が多くおられます。皆様には心からお見舞いを申し上げます。
ここからは、大揺れの後、グループホームの建物の中の様子をちょっと紹介しまし
ょう。棚の上に置いた荷物や置物が散乱しているのは当然ですが、大型の冷蔵庫や大
型のテレビは地震対策で固定してあったので倒れることも無く、入居者がケガをする
ことも皆無でした。これは不幸中の幸いでした。
入浴中のY君を心配してドア越しに「大丈夫ですか?」と声をかけているM君が直
ぐに目に入りましたが、ドアがすぐにあいて出てきました。集会室に行くと、置いて
ある金魚の水槽から水が沢山こぼれていましたが、モップや雑巾で拭き取っているR
さん・Kさんがいました。こんな状況の中で、他人を思いやる心が最初の行動でした。
本当に、みーんな やさしいんだね!
だから好きなんだよ!